ナガサハウスライブラリーは植本(寄贈本)で構成される図書館。 これまで寄贈者さんが植えてくださった本をご紹介します。 「島小研究報告」 群馬県にある小学校の実践記録集。教育専門書です。 寄贈者さんがまだ新卒の教員だったころ。「こんな教育者になりたい。こんな学校づくりをしたい」と何度も何度も繰り返し読んだ、バイブルのような本だそうです。 世の中の風潮はどんどん移り変わりますが子どもの未来を願う熱い思いは いつの時代も変わりませんね。 現役で教育に携わっている方たちのエールになれば、ぜひ読んでほしい、と寄贈者さんからのメッセージ。子育て世代の方もぜひ手に取ってみてくださいね。
ナガサハウスライブラリーに植えられた本のご紹介です。 「チャウくんのおくりもの~世界でたった一ぴきの私の弟~」 小学生のさくらちゃんは、通学路で一匹の子犬を拾います。でもお母さんは家で飼うことにいい顔をしてくれません。「どうして?」と問いかけるさくらちゃんに、お母さんは、子供のころに飼っていた犬「チャウくん」の思い出を語り始めました― 一緒に暮らす動物たちは大事な家族になる。そう実感したことのある人はきっと少なくないでしょう。そしてそのほとんどの場合、私たち飼い主が動物たちを見送ることになります。 ともに過ごす毎日と、その存在と別れるということ。かけがえのない小さな命に対するメッセージが、温かい色鉛筆絵でつづられています。 作者のさいとうちかこさんご自身が手掛けられたえと文章。実話に基づいたこの作品は読み手の思い出の扉を開き、いざなってくれます。